Webサイトで導線を作る理由とは?

導線設計という言葉をご存じでしょうか。導線設計で調べてみるとWebマーケテイング用語のようでした。実店舗と同様にユーザーは目的や興味をもってサイトに訪れます。せっかくサイトに来てくれたユーザーがすぐに帰ってしまわないようにサイトの設計をしっかり考えることが大切です。

導線を作る理由

SEO対策によりサイトへの流入数が増えたとします。しかし、わかりにくいレイアウトや使い勝手が良くないサイトではせっかくサイトに来てくれたユーザーがすぐに帰ってしまいます。これではSEO対策による効果が十分に得られないと思います。
導線設計をしかりと考えたサイト作りをすることでサイトの滞在時間やコンバージョンのとれるサイトとして機能させることができます。

実店舗の導線

メガネ屋のゾーニングの一例です。レイアウトはアプローチがしやすいように店舗の半分で男女別に分けます。お客様の目につきやすい店頭入口に購買頻度が高く衝動買いにつながる商品を配置し、入店率を高めます。店頭から関係性のある商品を間接に置き、店内に誘導していきます。その場所から見渡して客層ごとの売れ筋や目的買いの商品がすぐ見えるように配置し店奥へ誘導します

実店舗とWebサイト導線の違い

Webサイトは足で移動するのではなく視線で移動するという点が大きく異なります。視線には「Z型」と「F型」があります。「Z型」はページを左上→右上→左下→右下の順に視線が動きます。「F型」は左上→右上そのあと見出しなど左→右へ視線を動かし下へ下へFの字のように視線を動かします。
「Z型」はサイトを訪れるのが初めてユーザーや画像の多いサイトで全体を見渡すために「z」の字のように視線を動かすことが多く、「F型」は何度かサイト訪問したユーザーや情報が多いサイトで目的の情報を探すために「F」の字のように視線を動かすことが多いといわれています。

導線と動線

「導線」はサイトを訪れたユーザーの目的を達成するために誘導することです。「動線」は実際に移動した経路のことです。どちらも考えることが必要で「動線」はコンバージョンに結び付いていない場合にGoogleアナリティクスの分析で使います。

導線設計の考え方

まずはユーザー層や目的を考えるためにターゲットとして架空のユーザー(ペルソナ)を作成します。次にペルソナの目的達成や使いやすさをしっかり考えます。さらにカスタマージャーニーマップというユーザーの思考・行動、それに対する施策などを具体化したものを作成しこれをもとにコンテンツの詳細や、優先順位を決めていきます。そしてこれらをワイヤーフレームに落とし込みプロトタイプを作成し確認します。

まとめ

導線設計はサイト所有者の集客のためにもユーザーの目的達成のためにも必要です。また、分析と修正を繰り返して試行錯誤することでより良いサイトとなります。せっかく作ったサイトをより良い形に持っていくことでコンバージョンにつなげることができます。